昨日発売のHOで「小樽あんかけ焼きそば」を紹介させていただいた「じょっぱり亭」さん。社長の高田さんから「掲載誌届きましたよ!」というご丁寧なメールをいただきました。これまでも度々思ってきましたが、高田社長はものすごくお忙しい方のはずなのにいつもまめに丁寧なご連絡(しかも常に即レス)をくださって、頭が下がります。
「高田社長や桂田店長もそうですが、今回あんかけ焼きそばの取材でうかがった朝里クラッセホテルの遠藤料理長、梅月の小坂さん、そして以前うかがったかたのの片野さん。あんかけ焼きそばを作られている方たちは皆さん温かくて親切で、料理への情熱も熱くて、素晴らしい方たちばかりですね」と返信したところ、こんなメールとお写真をお送りいただきました。小樽、素敵です。年の瀬の荒れた気持ちを一気に温かく元気にしてくれました。
==============================================================
石渡様
あんかけメンバーはいい人ばかりです。 そう感じていただけてうれしいです!
さて、私たちは被災者の方々にこんなことをしています。「小樽ともだち作戦」です。
小樽に被災されている5家族(参加は4家族)を交えて、「小樽ともだち作戦」を実行いたしました。その写真を添付します。
じょっぱり亭にてNPO法人(札幌)も加わり、募金・お菓子・ケーキと弊社製造の学校給食ラーメンをお渡ししました。昨年PR委員会が発足してから行っております。
先日今秋に道営から福島に戻られた家族から電話を頂きました。私たちのともだち作戦に勇気付けられたことへのお礼の内容でした。全く知らない土地でこれだけ支援をいただけたことが心にしみて いるとのことでした。その子供さんは、500gで生まれました。その超未熟児(現在4歳)をかかえての生活でした。
また昨日のイベント後、夜にイベント参加した道営に御住まいの方から電話がありました。来週福島に戻るそうです。つらつらと小樽での1年半の生活について話をしていました。私たちにどれだけ勇気 付けられたことかという御礼と、常時酸素を付けた娘の学校でも、「どこから来たの」から始まり、地元の子供たちがいろんな面倒を見てくれたそうです。小樽の人は暖かい方々で感動したそうです。
小樽は捨てたもんじゃない!!と思いました。将来幸せになってまた親子で小樽きてくれるようお願いして電話を切りました。 感涙 小樽あんかけ焼そばPR委員会 高田裕章
●じょっぱり亭(HO Vol.63 P.57)●
小樽市望洋台2丁目1-1 望洋タウンセンター 電話:0134・52・4077 営業時間:11:30〜15:00、17:00〜19:30(土・日曜、祝日は11:30〜19:00) 定休日:無休 ※12月29日〜1月2日は休み http://www.jopparitei.com/(じょっぱり亭) http://www.otaru-ankake.com/(小樽あんかけ焼きそばPR委員会)
(ひろみ)
|
クリスマスも終わり、今年も残すところあとわずかとなりました。クリスマスはいかがお過ごしでしたか。私は会社の忘年会で飲み過ぎて大暴走するわ、家に帰ればストーブの前で爆睡して低温やけどで巨大な水ぶくれを作るわ、イブの朝に買い出しに行こうとすれば車のバッテリーは上がっているわで、さんざんな週末でした…(涙)。
さて、クロスホテル札幌では、先週から「クリエイティブ北海道展 in 札幌」が開催中です。北海道の優れたクリエイティブカルチャーを国内外へ紹介するプロジェクト「クリエイティブ北海道」の札幌プロモーションで、12月21日から来年3月31日まで開催されています。20日にはオープニングレセプションも開かれ、いつもお世話になっているクラークギャラリー+SHIFTさんにお声かけをいただいて(いや、いただいてもないのに勝手に押ししかけたんだっけ…)、編集部の【みさと】とおじゃましてきました。当日は来場者も多く、テレビカメラもたくさん入ってとても華やかな雰囲気♪
クロスホテルさん1階エントランスと2階フロント、ロビー、ミートラウンジではさまざまな作品が展示され、私の大好きなキンプロさんのカレンダーなどグッズの販売も行われています(納品数僅少のため早い者勝ち。売切れの際はご容赦を!)。千歳で大人気の「THE北海道」色全開のガシャポンもご用意。リボネシアの可愛いコサージュや、レンガの壁にある度迫力のSHUUN作品など、香港や台北でも高い評価を得た作品も見逃せません。忙しい年末、ほっと一息のリフレッシュに、あるいは年明け、スタートダッシュのパワーのチャージに、ぜひお出かけになってみてください。
●クリエイティブ北海道展 in 札幌 会期:2012年12月21日〜2013年3月31日 会場:クロスホテル札幌(札幌市中央区北2西2) 電話:011-272-0051(クロスホテル札幌企画部) 主催:クロスホテル札幌 共催:アジア札幌クリエイティブミーティング戦略会議、キュレーション:クラークギャラリー+SHIFT 協力:まちなかアート、株式会社正文舎
●クリエイティブ北海道 特設スーベニアショップ 会期:2012年12月1日〜2013年3月31日 営業時間:10:00〜18:00(発着便により変動あり) 会場:山ト 小笠原商店(新千歳空港国際線ロビー2階) 電話:0123-46-2255 キュレーション:クラークギャラリー+SHIFT 協力:山ト 小笠原商店、北海道新聞社
●澁谷俊彦 新作「スノーパレット」インスタレーション 会期:2013年1月25日〜2月17日 営業時間:9:00〜16:00(積雪・天候により変動あり) 会場:ノース・スノーランド・イン・千歳 住所:ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(千歳市蘭越26) 電話:0123-27-2121 キュレーション:クラークギャラリー+SHIFT 協力:ザ・ノースカントリーゴルフクラブ、北海道新聞社
http://www.clarkgallery.jp/exhibition/creative-hokkaido-exhibition/
(ひろみ)
|
HO次号は「中華」の特集。こうして編集部の名コンビが目次の確認作業をしている風景を見ると、いつも「今回の締め切りもいよいよ終わりだなあ」と思います。
今回、何軒もの中華料理屋さんにうかがって思ったのは「明るい!」ということでした。特集ごとに、なんとなく土地柄や業界ごとのカラーのようなものを感じることがあるのですが、中華料理店の店主さんやスタッフの皆さんには明るくパワフルな方が多く、中には寡黙な方も数人いらっしゃいましたが、それでもぽつりぽつりと話される言葉や笑顔が明るいのです。
特に印象に残ったのが、札幌市内のあるお店。店主さんは東京の超一流ホテルを歴任され、日中国交回復記念の日本代表使節3人の中の1人に選ばれ中国に滞在したというとてつもない経歴の持ち主でした。国道に面した(失礼ながら)古くて小さな建物で、とてもそうとは見えません。質問すると、ちょっと考えてから言葉少なに答えてくださるのですが、奥さんによると「若いころはオニって呼ばれていたんですよ。30歳過ぎたころからすっかり穏やかになって、昔の同僚や後輩が店に来ると『どうしちゃったんですか? 何があったんですか?』って皆さん驚かれます」とのことでした。とはいえ、今でも熱いものは熱いまま、でき立てをお出しすることを大切にしていて、奥さんがほんのちょっとでも時間を置いてしまうと無言でお皿ごとゴミ箱に放り込んでしまうのだとか。
奥さんに聞いた、こんな話も印象的でした。「主人はとにかく絶対に『疲れた』と言わない人なんです。若いころ職場で先輩たちが『疲れた、疲れた』と言っているのを聞いて、それがイヤだったそうで。うちは遅くまで開いているもので、同業者の皆さんの夜11時、12時スタートの宴会があったり、店を閉めようとしたところでお客さんがいらっしゃったり、見ていて大変だなあと思うことも多いんですが、決して『疲れた』とは言わず『いい汗かいたね』と言うんですよ」。
大昔の話になりますが、私が初めて働いた職場に誰よりも働き者で仕事もできる先輩がいて、なのにいつでもニコニコと明るい笑顔で、ところが、ある時とても疲れた顔をされていたことがあり「お疲れでは? 大丈夫ですか」と聞いたら「そんなふうに見えますか。職場でそんな顔を見せてしまうだなんて、社会人失格ですね。気をつけます。ごめんなさい」と謝られてしまったのです。社会人とはそういうものかとビックリしました。そういえばしっかりとした仕事をしている人ほど疲れた疲れたなんて言わないし、忙しさを言い訳になんてしないのかもしれません。学校を卒業して初めての職場に、あんなに素晴らしい、尊敬できる先輩がいたことを改めて幸せだったと思います。
あんな先輩になりたいなあと思いながら、日々していることと言えばまったくの真逆で。それでも、年末まではわずか2週間、残り少ない今年はせめて身をただししっかと過ごしたいぞと思う今日この頃でありました。
HO発売日が25日で、もう日にちが残っていないため誌面には掲載しませんでしたが、今ちょうど、多くのお店でクリスマスオードブルや年末オードブルの予約受け付け真っ最中です。どこも間もなく締め切りとなりますので、気になるお店がある方はぜひ早めにお問い合わせ・お申し込みくださいね!
唐突ですが、我が家のブームはこれ。台湾産激辛の中華(蒙古式?)鍋の素で、本気で辛いんですが、単に唐辛子や塩の味ではなく、山椒や生姜、ニンニク、スープの味がしっかりあってとてもおいしいのです。当節流行りのステマではありませんよ〜。ちなみに隠れ激辛好きの私はさらにがっつりと花椒を足してます(笑)。
(ひろみ)
|
「HOのVol.29」といえば2010年2月の発行ですから、もう2年半も前になります。当時連載していた「売りたくない逸品」の取材でうかがったのが「古民具骨董 斉州堂」さんでした。
店主は北海タイムス社会部記者を経て、中学で社会科の先生を長く務めた味村齊(あじむら ひとし)さん。以来ずっと、毎月のように興味深い「斉州堂かわら版」と、筆で手書きしたお便りを送ってくださいます。
この度、2008年に発行された「がらくた集めて独り言」に続き、2冊目となる著書「がたくた名品 出合いの記」を発行されたとのことで、かわら版と一緒に本もお送りいただきました。
かわら版からも味村さんの幅の広い博識と人情あるお人柄はよく伝わるのですが、こうして本になるとそれがより一層深まります。内容をちょこっとだけお見せするとこんな感じ。私が一番興味深かったのは「牛、豚も計ったか、江戸の大分銅」「唯一地上とつながる命の送信機」「御親兵の兵隊手帳」で、そのほかの項もどれも、その骨董品を使っていた人の体温と歴史が伝わってくるような内容と文章です。分かりやすく、押しつけがましさもなく、私もいつかこんな文章が書けるようになれたら…と思います。
骨董品屋さんって「何か買わないと出られないのではないか」という先入観もあり正直入りにくい印象があると思うのですが、どこのお店もたいてい大丈夫です! 店主の皆さんは、誰かに愛されてきた歴史のある物が大好きな方たちですから「どの品も、本当に気に入ってくれた人のところに届けたい」という思いが強く、無理な押し売りすることがあまりないのです。味村さんの博学は本当に素晴らしく、質問すれば、その品物が使われた時代背景や使われ方、鑑賞のポイントなどを分かりやすく説明してくださいます。この本を読んで「本に載っていたあの品はどれですか?」と訪ねれば、大歓迎してくれることは間違いありません。
●古民具骨董 斉州堂● 札幌市中央区南18条西14丁目2-13 電話:011・563・8523 営業時間:11:00〜日没 定休日:火曜。ほかに不定休あり
※「がらくた名品 出合いの記」/味村齊著・象形社発行・1500円(税抜)
(ひろみ)
|
HO最新号(Vol.61)は「B級グルメ」。「またか…」と言わず、どうか手に取ってみてください。今まで以上にパワーアップした内容になっている(と思います)ので! ところで先日、表紙について、いつもお世話になっている方からこのような質問をいただきました。
「1つつまらない質問があります。 表紙の豚の網焼き(?)から出た煙を丼で受けている写真は 「煙も美味しくいただきます」というメッセージなのか、 それとも他に意味があるのですか?」
E先生、よくぞ聞いてくださいました! 答えはP.45。この行為の意味するところは「丼に香りを移し、温めておくことで、豚丼がよりおいしくいただける」というものです。表紙にさせていただいたことで「B級とは単に『安い』『お手軽』という意味ではない。ダイナミックさの中に作り手の愛情や心意気が込められた、体温伝わる料理なのだ」という、取材を受けてくださった皆さまや私たちスタッフの思いが伝わるといいなと思います。
さて、特集を読み終わった後にはぜひ読者プレゼントにもご注目ください!
今回私のイチオシは「居酒屋ばんちゃんのCD」です。こちらは「HO Vol.56 もうひとつの小樽」で取材させていただいた「ばんちゃん」さんにご提供いただきました。ばんちゃんは本当に素敵なお店です。こんな温かい空間と温かい人たちがまだ日本に残っていたのかと、大げさでなく、思います。オーナーさんの本業は実は企業コンサルタントで、このお店で儲けることなどまったく考えず、小樽の街を元気にすることや、異業種交流のお手伝い、さらに一人暮らしのお年寄りの方たちに交流の場を提供することに力を注いでいます。店には、東京下町育ちの私も懐かしくなるようなあったかい雰囲気がいっぱいで、昭和の香り全開のカラオケ曲がかかり、本当に居心地がよいのです。
プレゼントご提供のお願いをしたところ、オーナーさんは「大丈夫ですよ。おかげさまで好評をいただいていて、ちょうど今日追加で作ったものができてきたところです。ちょうどよかった、何枚でもいいですよ」と快諾してくださいました。(何枚でも…と言ってくださったのですが、私の気が小さいもので…。「で、では3枚で」と言ってしまい、この数に(汗))。その後、CDについてのこんなご丁寧なFAXまでいただきました。
私も聴かせていただきましたが「小樽生まれのがさ海老クン」「小樽美人の八角チャン」とも、明るくてリズムがよくとても楽しい曲です。手書きのジャケットも可愛く温かさいっぱい。ぜひ奮ってご応募ください。そして、ばんちゃんにも足を運び「ばんちゃんファミリー」に仲間入りを!
●ばんちゃん● 小樽市新富町11-2(南樽市場近く) 電話:0134・22・5639、090・9435・1722 営業時間:18:00〜23:00 定休日:日曜、祝日 ※金・土曜の11:00〜14:00は限定30食でランチ営業もあります。 ※席数が少ないため、来店前に090・9435・1722に電話予約を。
(ひろみ)
|