いよいよ、年の瀬も押し迫ってきましたね。 皆さま いかがお過ごしでしょうか?
私ども ぶらんとマガジン社は、昨日クリスマス・イブに 「札幌10区 あなたの街の気になるお店」 を発売いたしました!!
「普段、通りがかりに見て気になっているけど なかなか勇気がなくて入ったことないんだよなぁ…」 というお店を集めて1冊の雑誌にしてみました。 皆さんのクリスマスのご予定がどんなふうになっているかわかりませんが、 ぜひ、 『本屋に立ち寄る(HOの別冊を手に取る)』 を、スケジュールに組み込んでくだされば嬉しいです。
札幌市内の方々はもちろん、 市外の方も札幌に行く時にはきっと活躍する1冊になるかと思いますので ぜひ、一度ご覧くださいませ。 通常のHOと同様、道内各地書店・コンビニで取り扱っております。 また、こちらのホームページからも購入できます(送料無料)。
話は変わりますが、年末といえば… やはり「紅白歌合戦」という方も、多いでしょう。 いつも、HOにご協力いただいているHBCラジオさんで、なんと 紅白歌合戦が開催されていることをご存知でしょうか? 1999年に第1回を開催し、今年で11回目。 番組出演者・関係者さんが、いつもラジオを聞いてくださる方々に感謝の意を込めて 歌い、踊り、さらにそれを競い合います。
ちなみに昨年はこんな感じ…
桜井アナウンサー、卓田アナウンサー、DONさんによる 「羞恥心」のパフォーマンスです。 熱唱!! すごい! 感謝の気持ちがにじみ出てますね(笑)
今年も、HBCの顔「もんすけ」を筆頭に、HBCラジオのレギュラー陣たちが 聴取者への愛に溢れたパフォーマンスを見せてくれるそうです。 紅白、各組のキャプテンは お馴染み「カーナビラジオ午後一番」のYASUさんと山根あゆみさん。 番組は、以下の日程で公開生放送されます。
『2009 カーナビ紅白歌合戦』 12月30日(水) 12:00〜15:00(公開生放送) 出演者:もんすけ、YASU、山根あゆみ などなどHBCラジオ出演者・関係者
歌合戦の生中継後は、出演者4名による歌合戦の大反省会の模様も生放送されます。
『カーナビ紅白歌合戦 反省会』 12月30日(水) 15:40〜16:00(生放送) 出演者:YASU、山根あゆみ、大森俊治、関博紀(順不同)
ここでは、面白い裏話、楽屋ネタなどもきっと聞けるはず。
年始の準備のBGMには、ぜひHBCラジオの紅白歌合戦を! 笑いすぎて、逆に仕事が中断されちゃったりして… でも、「笑う門には福来る」と言いますから、 HBCの歌合戦を聞けば、きっと来年いいことがいっぱいおこること間違いなしですよ。
(みさと)
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今年も残りあと2週間。 札幌では突然の、でも、例年になく遅い雪景色となりました。
来たる25日、なんと「HOの別冊」が発行されます。
いつもは北海道全域の情報をくまなく取材するのがHOのHOたる所以でありますが、この別冊では、札幌市内よりすぐりの店を集めた1冊となっています。
今回は、取材をしていても特に印象に残る、本当によいお店ばかりでした。編集部員の私が言うのもなんですが、これでこの値段(780円)はかなりお得なんでは…という出来に仕上がっていると思います。
中にでも忘れられない1軒が厚別区の、「B●●−●●●●A」という中華料理屋さんです。
ご主人は、小樽ヒルトンをはじめあちこちの名ホテルで料理長を務めた人物。「料理長」「独立」の間で迷いながらこれまでの人生を歩んできたし、これからも迷うのかな、なんて話を聞かせてくれました。誌面には書ききれませんでしたが、以前は白石区菊水で「き楽」(「き」は「喜」を横に2つ重ねた字)を営んでおり、大泉洋はじめ芸能人も多く訪れる店だったといいますから、ご存じの方も多いのでは? 再独立にあたって御主人は同じ店名にしたかったらしいのですが、ご家族の希望で現在の店名は愛犬の名前と、なんともお茶目な御家族です。
取材を申し込んだところ、実は最初、おっかない声で「なんでうちの店を選んだの?うちの店きたことあるの?」と聞かれ、ひきつり声で「ありません、ごめんなさい。あれこれ聞き込みの結果とても評判がよかったから…」と答えたところ、「ふーん、いいよ」と言いながらも「でもさあ、あなた、雑誌で紹介するのに、まず自分で食べて確かめないの? 人の評判もいいけどさあ」と、しみじみした声で諭され…。大事なことを思い出させていただきました。
翌日のランチタイムにおじゃまし、話してみれば、実に気さくで親切なご主人でした。お昼はバイキングスタイルで、すでに大皿が10皿近く並んでいるにも関わらず、「足りる?これで大丈夫?」と言いながらささっと手際よく料理を作り、1皿追加してくださったり。
編集作業中、原稿確認のためFAXを送ろうとしたのですが不調でなかなか送れず、帰宅がてらお店にお届けに寄ったときのことは忘れられません。札幌に雪が積もった寒い夜、時刻は12:30を回っていました。10時閉店の店にまだ灯りがともっているのです。「ごめんください」と声をかけると、おそらく暖房を切っていたのでしょう、コートを着込んだご主人が中で一人で晩御飯を食べていました。「こんな時間に?」と聞くと「いつもこんなもんですよ」とこともなげ。帰宅は1時すぎ、朝は7時にはお店へ。それでも、料理を作るのが何より好きだからいい、のだそうです。最近仕事に対する情熱が薄れていたなあ、と、反省させていただきました…。
もう1軒、印象に残ったのは「●●ふ」というお店。女性店長さんが一人で営むステキなお店ですが、なぜその店名に?とうかがったところ、「特に意味はないのだけれど、省略されない店名にしたかった。それには3文字が限界。あとは、最後の1音をやさしい響きの音にしたかった」との返事が返ってきました。以前勤めていたお店の名前が比較的長く、どうしても省略されて呼ばれていて、「店長が深い思いをこめて付けた名前なのに…」といつも寂しく思っていたからとの話が、深く心に残ったのでした。
そんなステキなお店が102軒。HO別冊は12月24日の発売です。どうぞよろしくお願いいたします!
(ひろみ)
ブログ内容とまったく関係ありませんが…。会社のそばの駐車場片隅に半月ほど前から袋が捨てられています。中に何が入っているのか…。毎日通るたびに気になって仕方ありません。
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いよいよ本格的に気温が下がってきました。そんな中、HO27号(11月24日発行予定)の編集作業はまっさかり。編集部内は熱気でいっぱいです。
先日、取材のため、小樽・北一硝子さんにおじゃましました。直接の取材対象ではなかったのですが、「テラスでいただけるメニュー」の中にこんなものがありました。
左上にご注目ください! これぞ「冬季限定12段ソフトクリーム(850円)」です。牛乳やイチゴミルク、夕張メロンなど6種類、それぞれ単一の味としても提供しているソフトクリームを、1段ずつ味を変えて「6段ソフトクリーム(500円)」として出したところ、大人気。それならば、と、各味2段にして12段にしたのがこの「12段ソフトクリーム」なのだそうです。
なぜ冬季限定?
それは「冬は気温が下がるから、とけないため、作ることができる」のだそうです。この説明を聞いたとき、なぜだか非常に新鮮で、「感動」に近い気持ちにさえなりました。
6段ソフトは通年の販売ですが、12段ソフトは2月か3月まで、気温を見ながらの限定だそうです。「3〜4人で食べてちょうどいいくらいの量だけれど1人で完食する人も多い」とのこと。テラスはガラス張りで、もちろん暖房も入っています。機会がありましたら、ぜひ挑戦してみてください。
さて、北一硝子さんにおじゃました元々の目的はこちら…。写真は撮影中のカメラマンです。何を取材し、どのような誌面になるかは、HO27号発売までのお楽しみ…♪とさせてくださいね。 (ヒント:ガラスやランプの特集ではありません)
(ひろみ) |
最近は、どこへいっても「エコ」という言葉を聞くようになりました。 エコバックやマイ箸をもってエコライフ とか。 「エコ」な生活の中には「ものを長く使う」ということも 含まれていると思います。
今回取材に行った 売りたくない逸品(p7)の「楽歳」さんと、 うちの看板娘(p9)の「中山ミシン」さんで 「昔の人は本当にエコな生活をしていたんだなぁ」と実感させられました。
どちらの店にも半世紀以上前に製造された品物があって、
しかも、それらはちゃんと動く。 中山ミシンの社長である中山さんいわく 「みなさん古いから…ってすぐ廃棄なさろうとするんですけど、 ミシンはむしろ古い方が、修理してきちんと使える確率は高いんですよ」
ふみ子さんのミシンは57年前の中山ミシンと同型のものです
現在販売しているミシンが、どちらかといえば「家電製品」であるのに対して 古いものは「耐久消費財」として作られているので、 かなり頑丈に、また修理して長く使えるように製造されているのだそうです。 ですから、ネジを締め直したり、一部の部品を取り換えることで また、もとの機能を回復し、ミシンとしての役割を果たすようになるのだとか。 中山社長はとても紳士的な雰囲気の方でした
「いいものを長く使ってほしい」 という希望をもつ中山ミシンさんではミシンの修理も積極的に受け付けて いらっしゃいます。
一方「楽歳」さんは、古時計を中心に扱う骨董屋さんです。
中には、100年以上前に作られたという貴重な時計もありました。 店主の田中さんは、骨董を扱いながら時計の修理も手掛けていらっしゃいます。 修理をしていて気がついたら日が暮れていた なんてことも、しばしばあるくらいの熱中ぶり。
なにより眠っていた古い時計が動くようになることが楽しい とニコニコ答えてくださいました。
このときの取材で特に印象に残った言葉は 「人が作ったものは、人の手で直せます」
つまり、プログラミングされた機械が作るICチップで動くような時計は もう、人の手は及ばないのだけれど 人の手で削ったり貼り合わせたりした部品で動くものは、 人の手で再び同じもの(ほぼ同じもの)を作ることができる というのです。 うーん。なるほど。 なんだか 含蓄がある。
図らずも、なのかもしれませんが、 昔の人は多少機械に不具合が起こっても、直して長く使えるように作っていたんですね。 エコだわ〜。 昔の人と同じように、とはいかないかもしれませんが、 身の回りのものを大切にして、すこしでも長く使うようにして エコな人生を実現させたい と思った次第です。 中山ミシンさんの看板はレトロでかわいいし、歴史を感じさせます これは、楽歳さんにある「イカ百萬切機」これでイカソーメンが作れる…らしい
(みさと)
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1月に発行したHO「B級グルメ」の号で取材させていただいたお店のなかに、赤平市の「寿司の松川」というお店があります。
炭鉱町・赤平に伝わる味噌仕立て豚ホルモン鍋を「がんがん鍋」と名づけ、町おこしを進める、そのリーダー的存在のお店です。お寿司屋さんではありますが、宴会・食事会での利用や、鍋、定食を目当てに訪れるお客さんも多く、また、思いやりがあって人のためになることに労力を惜しまず、赤平の町とお神輿、ギターを深く愛するご主人の人柄を慕う常連客も多いと聞きました。
取材時にも、「これも食べていきなさい。ほら、これも」と、あれこれお料理を出していただき、またご自身が作詞・歌唱された演歌「サルビア浪漫」のCDを読者プレゼントにもご提供いただき、それは親身にしていただいたのでした。
「このサルビアっていうのはね、JR赤平駅の裏にあるズリ山に、夏になると一面に咲くサルビアのことなの。本当に美しく、見事に咲くんだよ。今は深い雪の下だけれど、ぜひ夏にもう一度見に来てほしいなあ。炭鉱跡のサルビア畑」と、何回もおっしゃってくださったお顔を、今も思い出します。
なのに、忙しさを言い訳に、赤平を訪れることもしないままこの夏が過ぎました。9月の初めに、今回のHOの「ホルモン」特集のために「がんがん鍋の情報を再度掲載させてほしい」と松川さんにお電話をしたところ、電話口に出た奥様は、「ああ、あの時の人ね。あの時はありがとうございました。今回もよろしくお願いします」と穏やかな口調で言ってくださったのですが…。
その後、ふとしたことから、8月末にご主人が急逝されていたことを知りました。なんといえばよいのか、言葉もありませんでした。
昨日、近くまで行く用事ができ、ちょっと足をのばして赤平を訪れてみました。ひんやりした秋風のなか、ご主人がおっしゃっていたズリ山のサルビアはまだまだ元気いっぱい、真っ赤に咲いていました。この景色を「見せたい」と思ってくださったのだなあ、と、申し訳なく、ありがたく、胸がいっぱいになりました。
お店に寄らせていただいたところ、奥様とご長男が1月と変わらない温かさで出迎えてくれました。「あのとき一緒に雑誌に載せていただいた孫。見てください、こんなに大きくなったんですよ」と、可愛いボウヤを抱っこする姿も変わりなく。
盛りは過ぎているのかもしれませんが、赤平のサルビア畑は、色づき始めた周囲の紅葉を背景に鮮やかな美しさです。機会があればぜひ訪れてみてください。
(ひろみ)
※ HO Vol.22 P.78より
寿司の松川 電話:0125・32・3065 赤平市大町1丁目2-16 (やすらい通り) ※店の営業は奥様とご長男とで今まで通りに引き継いでいます。
赤平のズリ山についてはこちら: http://www.sorachi.pref.hokkaido.jp/so-tssak/html/parts/01zuriyama.html |